半年間のブラッシング指導

こんにちは。敦子と言います。私のもっぱらの悩みと言えば、歯並びです。これは幼い頃からなのですが、その頃はただただ矯正の針金を口の中に張り巡らせたまま一年ほど生活する、ということがどうしても嫌で、どんどんと矯正の時期を先延ばしにしているうちに今に至ってしまった、という塩梅です。具体的に言うと、前歯二本が異常に大きく少々前へ突き出ています。その両サイド、特に右側の歯が極端に後ろに下がってしまい、ニッと笑うとまるで歯抜けのように見えます。今となっては、顔の中で一番のコンプレックスとなってしまいました。しかも、この歯並びはヴィジュアルだけの問題ではなく、歯医者さんでも私を悩ませる種となるのです。虫歯治療のため歯医者へ赴くと、簡単な虫歯を治療したあと、必ずブラッシングの指導をされます。あの、赤い液体を口に含んでぐしゅぐしゅとした後吐き出して、残った汚れの具合を見る、という検査です。その結果は、たいてい悲惨なものでした。私の歯はあちこちに縦横無尽に生え並んでいるため、歯磨きも人並みの方法ではダメなのです。歯ブラシの角度や強さを一本ごとに調節しなければなりません。その指導を週に一度、ひどいときは半年間もさせられたことがあります。そのため、私は歯医者さんへ行くのがとても嫌になってしまいました。虫歯の治療をしたくても、その後のブラッシング指導のことを考えると憂鬱になってしまって、つい虫歯をそのままにしてしまったりします。そのうち矯正をする余裕と勇気が出ればいいのですが。